掃除機が動かなくなった!

 

我が家に住みついて約10年近くなる掃除機くんがとうとう動かなくなりました。

 

SANYO SC-X12(L)型 2010年製です。

 

以前の掃除機さんは、ごみ収集袋なるものを取り付けないといけなかったのですが、現在の掃除機くんはティッシュ一枚でごみを取ってくれるとっても経済的な掃除機くんです。

 

このお気に入りの掃除機くんがなんと急に止まってしまったのです。

 

突然の出来事に、どうにかならないものかとコンセントを抜き差ししたり、別のコンセントに差し替えてみたりしましたが、沈黙を続ける始末。

 

そこで思い切ってコントローラーのカバーを開けてみて配線を見てみましたが、特に異常な個所は見られませんでした。

 

もう寿命なのかなぁ?と少し寂しい気持ちで、配線を戻し、カバーを取り付けて、もう一度スイッチを入れてみると復活!

 

おい!まだやれるじゃんか!!

 

嬉しくなって、普段掃除が行き届いていないところまで綺麗にしました。

 

・・・ところが、今日またストライキを起こしてしまいました。

 

やっぱり直っていない・・・。

 

そう思いつつ、またカバーを開けて配線を見てみましたが、とりあえず断線はしていない模様。

 

そこで私は考えました。

 

カバーを外したりすると治ったりするという事は、基本性能(吸引能力や電源系統)に問題は無いと思われる。配線(信号系)の断線が一番疑わしい。

 

それを確認するべく、私は未開の地へ足を踏み入れる事にしました。

そうです。配線をどこまでも追いかける旅に出かけるのです。

 

ですが、闇雲に追いかけるのではなく、ある程度、的を絞ったうえで原因を探る事にしました。

 

掃除機解体作業開始します

 

解体作業をするにあたっての大前提として、必ずコンセントからプラグが抜けていることを確認します。(思わぬ感電に見舞われないため)

 

まずは電圧電流計でオームレンジにして導通を確認しました。

 

手元のスイッチコントローラーの基盤から、掃除機本体にある配線むき出しの所で計測してみると、赤の銅線は導通があるのですが、黒の銅線がなにやら通ったり通らなかったりしていました。

 

ところで、解体してみて分かったんですが、あの蛇腹のぐるぐるに沿って銅線が張ってあったんですね。ビックリです。

 

考えてみれば、手元のスイッチを押すだけで掃除機が動き出すんですからつながっているのは分かるんですが、まさか蛇腹に沿って配線してあるとは・・・驚きです。

 

しかし、この蛇腹のどこかで断線していれば手の施しようがありません。

 

しかし、可能性は極めて少ないと思いました。

 

なぜなら、まっすぐに配線しているわけではなく、ぐるぐるの蛇腹状に沿って配線している為、ある程度ゆとりがあるからです。

 

それにここが原因であれば、長年連れ添ってきたこの掃除機くんとはここでお別れをしなくてはなりません。

 

しかし、どうも蛇腹配線の道を超えて姿を見せた配線から、スイッチの基盤に続く黒の配線にどうも原因があるようでした。

 

そこで、古い掃除機ですので、ねじ山を潰さないように押さえながらゆっくりとねじを外し、見えてきた配線をつぶさに確認すると、

 

見えたぞ!

 

黒の配線の途中に折れ曲がって黒の配線から銅線がややむき出し状態になっていた部分を見つけたのです。

 

恐らく長年の動作から、ある部分に引っ掛かり、銅線に負荷が蓄積されて断線寸前であったのでしょう。

 

これなら掃除機の扱いようによって電気信号が通ったり、通らなかったりするわけです。

 

ここが原因であることは突き止めました。

 

あとは修理するだけです。

 

では修理作業に移行します

 

断線しかかっている銅線をぶった切り、両側の黒の配線をむいてキラキラの銅線を出してあげます。

 

そして導通のとれる端子でその両側の銅線を挟み込み、圧着工具で圧着しました。

 

念のため、電気が漏れないよう、絶縁テープを巻きました。

 

そして元通りに組み立てて、スイッチONすると、

 

ウィーンという音。

 

これぞ修理に携わる者(携わった者)にとっての醍醐味の瞬間です。

 

これで本日のミッションはコンプリートしました。

 

機械についての小話します

 

機械が不調を訴えるときは人間も同じですが、必ず原因があります。

 

機械の調子が悪いから叩けば直ると思っているのは、昔の人間です。

 

叩けば直るのは、高度経済成長期に大量生産された機械だと思います(大量生産の為、作りが雑だから接触不良は当たり前。叩けば接触が戻ったりする)

 

しかし、今の機械はどんどん繊細になっています。

 

技術の進歩や様々なアイデアの集合体、それが今の機械、というよりマシーンという呼び名のほうが合っている気がします。

 

私は昔、メンテナンスという仕事に従事していた時がありました。

 

最初は全くの初心者で、工具の使い方も知らずに入社したのですが、辞める頃には、たまにしか発生しない故障の原因を見つけて修理できるまでに成長できました。

 

そんな私が機械に込める思いは、

 

機械は嘘をつかない、ので

 

原因は必ず存在する、から

 

熱心に機械に耳を傾け、助けてあげる

 

でした。

 

雑に扱われた機械はよく故障するし、汚れた機械もよく故障しますが、きれいに使われている機械は、ほとんど故障しませんでした。

 

たとえ機械であっても愛情をかける事で、稼働可能な限り、精一杯尽くしてくれる、そんな気がします。

 

機械に心はありませんが、機械を作った人や、機械を設計した人、機械に携わったすべての人の想いが詰まっているから、大事にすれば長持ちするのではないかと感じます。

 

今回はそんな機械愛をもったおそさんの一言をお送りしました。

 

 

最後までお読みくださりありがとうございました。

 

 

 

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